この記事では、JavaScript初心者でも簡単に作れる “ボタンで文字を変える” ミニアプリを紹介します。
こんなミニアプリを作りながら、少しずつJavaScriptに慣れてきました。学習にはUdemyの講座を活用しています。
完成形を触ってみよう!
まずは動かしてみましょう。
ボタンをクリックすると、表示される文字が変わります。
👉 JavaScriptで「ボタンクリック→動きが変わる」仕組みを体験できます。
はじめに
JavaScriptって聞くと「難しそう」と感じる人が多いかもしれません。
でも今回紹介するのは、ボタンを押すと文字が変わるだけの、超シンプルなしくみです。
この記事では、HTMLとCSSの基本を理解し、VSCodeなどのエディタを使ってコードが書ける方を対象にしています。
(HTMLやCSSの基礎が不安な方は、Udemyなどの入門講座から始めるのがおすすめです)
少しでも動くものが作れると、「プログラミングって楽しいかも」と感じられるはず。
むずかしい言葉はできるだけ使わず、やさしく解説していきます!
コードを書いてみよう
それでは、実際にコードを書いてみましょう。
今回は HTML(見た目の部分)と JavaScript(動きの部分)をそれぞれ分けて紹介します。
「コード」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、大丈夫。
一行ずつ、どんな意味なのかを丁寧に説明していきます。
HTML:ボタンと表示エリアを用意する
まずは、画面に表示される部分(HTML)です。
次のコードをコピーして、VSCodeなどのエディタに貼り付けてみてください。
<div id="changeGreet">
<p id="greetArea"></p>
<button id="changeBtn">チェンジ!</button>
</div>
この部分では、HTMLでボタンと表示エリアを作り、それぞれにidを付けてJavaScriptから操作できるようにしています。
<p>
タグで文字の表示エリアを作成<button>
タグでクリック用のボタンを作成- それぞれに
id
を設定して JavaScript と連携
JavaScript:ボタンを押したときの動きを作る
次に、ボタンを押したときの動きを書きます。
こちらは<script>
タグで書きましょう。
<script>
const greets = ['こんにちは', 'おはよう', 'こんばんは', 'ハロー', 'お疲れ様です'];
const greetArea = document.querySelector('#greetArea');
const changeBtn = document.querySelector('#changeBtn');
let greetIndex = 0;
greetArea.textContent = greets[greetIndex];
changeBtn.addEventListener('click', () => {
greetIndex = (greetIndex + 1) % greets.length;
greetArea.textContent = greets[greetIndex];
});
</script>
このコードでは、ボタンをクリックするたびに、あいさつの文字が順番に切り替わるしくみを作っています。
それぞれの行の役割は次のとおりです。
greets
は、表示させたいあいさつのリスト(配列)let greetIndex = 0
は、「今どのあいさつを表示しているか」を示す番号(インデックス)を初期化しているgreetArea.textContent = greets[greetIndex]
は、最初のあいさつ(greets[0]
)を表示しているquerySelector()
で、HTML内の表示エリアとボタンの要素を取得しているaddEventListener()
で、ボタンが押されたときに行う処理を設定しているgreetIndex = (greetIndex + 1) % greets.length
は、「次のあいさつへ進む」ためにインデックスを1つ増やし、最後まで行ったら最初に戻るようにしているgreets.length
は、配列の中に入っている要素の数を表す(この例では5つ)%
は割った余りを求める演算子で、要素の数で割ることで、配列の最後まで行ったら最初に戻るしくみになっている
greetArea.textContent = greets[greetIndex]
(ボタンを押した後の処理)で、新しいあいさつを画面に表示している
ワンポイント解説:このコードの見どころ
今回のコードでは、次の3つがポイントです。
addEventListener()
ボタンがクリックされたときに「何をするか」を定義します。このイベント設定がないと、クリックしても何も起きません。textContent
取得した要素の中身を書き換える命令です。これを使うことで、あいさつの文字をリアルタイムに切り替えられます。%
(割った余り)を使ったループ
配列の最後まで表示したら、最初に戻るしくみです。(greetIndex + 1
)% greets.length
の形で、要素数を超えずに繰り返すことができます。
これらが合わさることで、「ボタンを押すと文字が切り替わる」しくみが動いています。「なるほど、こうすれば動くのか!」という感覚を味わってもらえたらうれしいです。
おまけ:見た目を少し整えたい方へ
JavaScriptの動きはうまくいきましたか?
ここからは ちょっとだけ見た目を整える方法(CSS) をご紹介します。
※ 興味のある方だけでOKです!
スタイリングのコード(CSS)
#changeGreet {
max-width: 600px;
width: 100%;
margin: 30px auto;
padding: 30px 0;
text-align: center;
border: 1px solid #ccc;
}
#changeGreet p {
margin-bottom: 30px;
font-size: 1.4em;
}
#changeGreet button {
padding: 8px 16px;
font-size: 1.1em;
cursor: pointer;
background: #00008b;
color: #ffffff;
box-shadow: 2px 2px 4px #333;
}
#changeGreet button:hover {
background: #00488b;
}
#changeGreet button:active {
transform: translateY(2px);
box-shadow: 0 0 1px #333;
}
このCSSをHTMLと同じファイルの <style>
タグの中に書くか、別のCSSファイルに記述して読み込めばOKです。
※この記事では、見た目を整えるCSSについては深く解説していません。興味がある方は、ぜひご自身でいろいろ試してみてください!
もっと本格的に学びたい方へ
今回紹介したような「ボタンクリックで文字を変える」といった基本的なしくみも、小さな成功体験の積み重ねです。
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