ウェブデザインで背景にグラデーションを使うと、画面全体のおしゃれ度がぐっとアップします。
この記事では、初心者でもすぐに使えるコピペ可能な背景グラデーションのCSSコードを4パターン紹介します。
CSSグラデーションの基本

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">
<title>CSS グラデーションの基本</title>
<style>
body {
margin: 0;
height: 100vh;
/* 上が青、下が白の縦グラデーション */
background: linear-gradient(to bottom, #2196f3, #ffffff);
}
</style>
</head>
<body>
</body>
</html>
説明
background: linear-gradient(to bottom, #2196f3, #ffffff);
linear-gradient:線形グラデーションを作る関数。to bottom:上から下へ向かって色を変化させる。#2196f3:開始色(上側の青)。#ffffff:終了色(下側の白)。
方向を変えたい場合は以下のように書き換えます。
- 横方向 →
to right - 斜め右下 →
to bottom right - 逆方向(下から上) →
to top
例:
background: linear-gradient(to right, #2196f3, #ffffff);
margin: 0;
height: 100vh;
margin: 0;
- ブラウザのデフォルトでは、
bodyには上下左右に少し余白(margin)が設定されています。 margin: 0;はその余白をなくして、画面いっぱいに要素を広げるための指定です。
height: 100vh;
- 画面(ビューポート)の高さを 100% 使う、という意味です。
vhは「viewport height(ビューポート高さ)」の略で、100vh= 画面の高さちょうど。- これを指定することで、背景グラデーションが画面全体に広がります。
野球場っぽいグラデーション

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">
<title>野球場っぽい背景</title>
<style>
body {
margin: 0;
height: 100vh;
background: linear-gradient(
to bottom,
#87ceeb 0%, /* 空の青 */
#bde3ff 30%, /* 地平線あたりの薄い青 */
#4caf50 60%, /* 芝生の緑 */
#388e3c 100% /* 深い緑で締める */
);
}
</style>
</head>
<body>
</body>
</html>
説明
このコードは、上から下へ色を4段階で変化させて「空から芝生へ」移り変わるような背景を作っています。
background: linear-gradient(
to bottom,
#87ceeb 0%, /* 空の青 */
#bde3ff 30%, /* 地平線あたりの薄い青 */
#4caf50 60%, /* 芝生の緑 */
#388e3c 100% /* 深い緑で締める */
);
linear-gradient(to bottom, ...)
→ 上から下方向へグラデーションをかける。#87ceeb 0%
→ 画面の一番上(0%)を空色に。#bde3ff 30%
→ 30%の高さで薄い青に変化し、地平線のような雰囲気を出す。#4caf50 60%
→ 60%の高さで芝生の緑に切り替える。#388e3c 100%
→ 一番下を濃い緑にして、地面を締めるイメージに。
複数の色を段階的に指定することで、2色よりも自然なグラデーションになります。
スポーツグラウンドなどの背景表現に向いています。
こちらのコードはChatGPTに出してもらいました。
- 野球場っぽい背景グラデーションを作って
- 芝生と空のイメージで
このようにお願いしたらサクッと作ってくれます。
気に入らないならすぐに修正してもらえるので助かります。
同じお願いをしても常に同じコードが出るわけではありません。
このコードを使って野球クイズを作りました👇
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赤ベースの高級感ある背景

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">
<title>赤ベースの高級感ある背景</title>
<style>
body {
margin: 0;
height: 100vh;
background: linear-gradient(
to bottom,
#4b0000 0%, /* 深いワインレッド */
#8b0000 35%, /* 濃い赤 */
#b22222 70%, /* 鮮やかな深紅 */
#200000 100% /* 下部を引き締める暗赤 */
);
}
</style>
</head>
<body>
</body>
</html>
説明
#4b0000と#200000で上下を暗くすることで奥行きが出ます。- 中央の
#b22222が映えるため、赤系でも落ち着いた高級感を感じる配色です。 - グラデーションの割合(%)を調整すれば、明るい部分の比率を増減できます。
こちらもChatGPTに出してもらいました。
- 赤をベースにした高級感のある背景グラデーションを作って
これだけのお願いをしたら、きれいなグラデーションができました。
配色センスに自信がない方はChatGPTを使ってみましょう。
ポップなグラデーション背景

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">
<title>ポップなグラデーション背景</title>
<style>
body {
margin: 0;
height: 100vh;
background: linear-gradient(
135deg,
#ff7eb9 0%, #ff7eb9 20%, /* ピンク */
#ff65a3 20%, #ff65a3 40%, /* ビビッドピンク */
#7afcff 40%, #7afcff 60%, /* 明るい水色 */
#feff9c 60%, #feff9c 80%, /* ポップな黄色 */
#fff740 80%, #fff740 100% /* 明るいレモン色 */
);
}
</style>
</head>
<body>
</body>
</html>
説明
135degは左上から右下へ向かう斜め方向のグラデーションです。- 同じ色を連続して指定(例:
#ff7eb9 0%, #ff7eb9 20%)すると、その範囲は単色になります。 - 次の色を同じ位置から始める(
#ff65a3 20%)ことで、パキッとした色の切り替えになります。 - 結果、段階的ではなく「はっきりした境界線」のあるポップな配色になります。
- 明るいピンク・水色・黄色を組み合わせて、ポップで元気な印象にしています。
- 彩度が高い色を複数使うことで、カラフルでもバランスよく見えます。
こちらもChatGPTに作ってもらいました。
- 斜め方向のポップなグラデーション
- 徐々に変化するのではなく、境目をはっきりさせる
このようにお願いしたらポップでカラフルな背景ができました。
自力でこれを作れる自信はありません。
まとめ
CSSで作るおしゃれな背景グラデーションを4つ紹介しました。
ほとんどはChatGPTに生成してもらいましたが、便利なAIツールがあるなら活用しない手はありません。
ただし、コードをそのままコピペするだけでなく、どんな意味があるのか理解することも大切です。
仕組みを知っておくと、より自由にデザインを調整できて、学ぶ楽しさも感じられると思います。
グラデーションをもっと見たい方におすすめ
おしゃれなグラデーションを集めたギャラリーを作りました。
Webデザインの参考にしてください。コードをコピーすることもできます。



