条件分岐を行う「if文」を使うと、条件に応じて実行する処理を切り替えることができます。
- 条件が2つの場合:
ifとelseだけで分岐できます。 - 条件が3つ以上の場合:
else ifを使って、複数の条件を設定する必要があります。
この記事では、この else if を使って、簡単なおみくじプログラムを作成していきます。
if文基礎
おみくじを作る前に 、if文の基礎を復習します。
90点以上なら合格、それ以外は不合格と返すコードがこちらです。
if (score >= 90) {
return '合格';
} else {
return '不合格';
}
基本もちょっと難しいという方は、こちらのページを先にチェックしてください👇
簡単おみくじの挙動をチェック
ボタンを何回かクリックすると結果が変わります
同じ結果が連続して出ることも多いですが、それはたまたま同じ結果が出ただけで、エラーではありません。
3つしか結果がないので、何度も大吉が続いても普通です。そのうち違うものが出ます。
コード
else if を使うと、3つ以上の条件でも分けて処理できます。
それでは、簡単おみくじのコードを見ていきましょう。
<body>
<button>今日の運勢</button>
<p></p>
<script>
const p = document.querySelector('p');
const button = document.querySelector('button');
button.addEventListener('click', function () {
const num = Math.floor(Math.random() * 3);
if (num === 0) {
p.textContent = '大吉';
} else if (num === 1) {
p.textContent = '中吉';
} else {
p.textContent = '凶';
}
});
</script>
</body>
コードの解説
このコードは、ボタンを押すと「今日の運勢」をランダムに表示する簡単なWebページです。ポイントごとに解説します。
- HTML部分
<button>今日の運勢</button>
<p></p>
<button>:ユーザーがクリックするボタン。<p>:運勢の結果を表示する空の段落。
- JavaScript部分
const button = document.querySelector('button');
const p = document.querySelector('p');
- ページ内の
<button>と<p>を取得して変数に保存しています。
button.addEventListener('click', function () {
const num = Math.floor(Math.random() * 3);
- ボタンがクリックされたときに関数を実行。
Math.random() * 3で0以上3未満のランダムな数を作り、Math.floor()で整数(0, 1, 2)にしています。
Math.random() について詳しく説明しています👇
if (num === 0) {
p.textContent = '大吉';
} else if (num === 1) {
p.textContent = '中吉';
} else {
p.textContent = '凶';
}
});
- 0なら「大吉」、1なら「中吉」、2なら「凶」を
<p>に表示。
💡ポイント
textContentで文字を置き換えているため、前の結果は消えます。Math.floor(Math.random() * 3)で0,1,2が同じ確率で出ます。
簡単に言うと、「ボタンを押すとランダムで『大吉・中吉・凶』が表示される」コードです。



